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「はじめに」より
「組織から個群へ」と、組織の歯車でいるよりは、自分独自の個性を発揮し、志を同じくする仲間たちと手をとり合って生きて行きたいとする動きが広がっています。
その時に個々の人間に問われるのが、その人の人生観であり、これからのビジネスの基本は人生観です。
その仕事にどんな気持ちで取り組んでいるのか、単なる義務感か、それとも使命感によるものかによって、成果はまったく違ってきます。
毎日、仕事をしながら、自己充実感を味わえる人は、すばらしい人生を歩んでいることになりますし、その人たちの仕事は、多くの人に満足感を与え、世の中を明るくしてくれます。
一方、仕事がつまらない、今の仕事が嫌いだと思っている人たちは、周りに不快感をまき散らし、トラブルを作っていきます。
どうせ一度しかない人生ならば、自他ともに喜びの毎日を過ごせるような生き方をしたいものです。
そのためには、なんとしても自己を生かす道を選択することです。
目次
第1章 なぜ、いま自助が問われるのか
第2章 日本人と自助独立
第3章 勤め先は道場なり
第4章 自助人間の人生戦略
第5章 人生は今日が始まり
著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
田中真澄/ヒューマンスキル研究所所長