教育・文化
脳科学に何が期待できるか
990円(税込み)
上智大学新書 第1弾
本書は、医学・生物学・哲学などの角度から、人の意識、精神障害、言語、社会性、倫理等の脳科学分野を解説。
脳科学の現在と未来を、身近なテーマから紐解きます。
新書サイズでコンパクトに読みやすくなっています。
はじめに
1 脳科学から人の心を探る
1 こころを作る脳機能 ―複雑系としての脳― 中田力
2 精神疾患の生物学的研究の最前線 加藤忠史
3 アルツハイマー病研究への期待 松下正明
4 討論『脳科学から人の心を探る』〈司会〉町野朔
2 脳から社会を考える
1 社会性ってなんだろう? 藤井直敬
2 鳥のさえずりから人の言葉を知る 青木清
3 脳神経科学と責任能力の問題 浅見昇吾
4 討論『脳から社会を考える』〈司会〉菱山豊
おわりに
執筆者紹介
編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
【執筆者(講演者)】
・中田力(新潟大学脳研究統合脳機能研究所センター長)
・加藤忠史(理化学研究所脳科学総合研究センター 精神疾患動態研究チームリーダー)
・松下正明(東京都健康長寿医療センター理事長)
・藤井直敬(理化学研究所脳科学総合研究センター 適応知性研究チームリーダー)
・青木清(上智大学生命倫理研究所所長)
・浅見昇吾(上智大学外国語学部ドイツ語学科教授)
【討論司会者】
・町野朔(上智大学生命倫理研究所教授)
・菱山豊(科学技術振興機構経営企画部長、上智大学生命倫理研究所所員)
*上智大学生命倫理研究所
上智大学の基本理念である「キリスト教ヒューマニズム」と「人間の尊厳」を基盤として、人文科学、社会科学、自然科学の学問領域の統合と融合による、生命倫理の発展と深化に寄与することを目的とし、2010年に設立。