ロースクール生、司法修習生及び若手弁護士のための民事弁護実務入門、3年ぶりに全面改訂!
■若手弁護士や将来の法曹が、民事事件における相談、受任、民事訴訟の提起からその終了後に至るまでの一連の手続において、時間の流れに沿って一通りの基本知識を得られる一冊。
■項目に通しのパラグラフ番号(§)を付すことにより、手続間の関係を相互に参照(=クロスレファレンス)できるように工夫。
■学習書(=実務講義)として、制度の理解を深めるための設問を多数盛り込む(それに対する簡潔な回答又は案内も巻末付録にて記載)。
■解決に向けてのヒントになる事柄について、【実務の着眼】【整理しておこう】といったコラム記事のほか、【民事事件の前提は常に動きうる】のようなワンポイントのアドバイスとして適宜記載。
■「用語索引」「条文索引」「判例索引」のほか、「テーマ索引」「「実務の着眼」索引」など一工夫を凝らした索引が7種に増えて更に充実。
サンプル
§26 事情聴取の際,依頼者に不利な事柄も話してもらうことを述べたが(⇒§21),ということは,依頼者は事件を依頼するために,第三者に知られたくない秘密を弁護士に話すことになる。このことからも,弁護士は知り得た秘密について守秘義務(⇒§720,弁護23,基本規程23)を負うのである。
依頼者は,……
※例えば、守秘義務そのものについては§720で詳細に解説してあるが、逆に§720のほうでも§21及び§26が参照先として挙げられており、守秘義務が必要な場面、背景といった点についてはそちらを読むと理解が深まるという仕掛けになっている。
目次
第1編 民事弁護を学ぶにあたって
第2編 事案の相談から受任まで
第3編 訴訟前の活動(証拠収集と証拠の保全)
第4編 訴訟手続(その1)第一審における代理人の活動
第5編 訴訟手続(その2)第一審後における代理人の活動
第6編 訴訟終了後の代理人の活動
第7編 民事関係のその他の弁護士業務
第8編 弁護士倫理に関する補足説明
付録と後注編
索 引