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元検事の視点から 必要な間接事実を把握し、
正確な認定能力を身につける方法を解説
◆「故意」や「正当防衛」、「強盗における反抗抑圧」など、規範的・評価的な事実を、どのように理解・解釈し、いかなる間接事実をもとに認定するか、どんな事実があれば要件を満たすのかを見える化!
◆元検察官の視点から、主に刑法(実体法)における犯罪の成否や処罰範囲に関わる事項につき、膨大な裁判例を分析・検証することで、どのような要素や事実に着目して認定すればよいかを解説!
◆弁護人にとって裁判官のみならず裁判員裁判の下で、判断過程をわかりやすく一般の人に示し、判断してもらうための立証のピースを集めるのに最適!
目次
上巻(総論)
第1章 因果関係
第2章 不作為犯
第3章 不能犯・実行の着手・中止未遂
第4章 共犯(その1)~正犯と従犯
第5章 共犯(その2)~共謀共同正犯
第6章 共犯(その3)共犯に関するその他の問題
第7章 正当防衛~急迫性・防衛の意思
第8章 過剰防衛~相当性・量的過剰
第9章 緊急避難
第10章 被害者の同意
第11章 責任能力
第12章 故意(その1)~殺意
第13章 故意(その2)~錯誤論・薬物事犯の故意
第14章 故意(その3)~詐欺の故意
下巻(各論)
第15章 窃盗における占有・不法領得の意思
第16章 強盗における反抗抑圧・機会性
第17章 2項強盗における財産上の利益
第18章 詐欺における処分(交付)行為
第19章 詐欺における欺罔行為
第20章 横領における占有・不法領得の意思
第21章 背任
第22章 盗品等関与罪
第23章 常習性
第24章 営利目的
第25章 近接所持と窃盗の犯人性
各巻の詳細ページはこちらから
著者紹介
粟田知穂(あわた・ともほ)
慶應義塾大学法務研究科教授、弁護士、元検事
1995年 東京大学法学部卒業、司法修習生(第49期)
1997年 検事任官
2011年 司法研修所教官、司法試験考査委員
2013年 東京高検検事・慶應義塾大学法務研究科(法科大学院)教授
2017年 法務省法務総合研究所研究部総括研究官
2020年 検事退官・弁護士登録(東京弁護士会)、日本刑法学会会員
2021年~ 慶應義塾大学法務研究科(法科大学院)教授
2024年~ 武蔵野大学客員教授
【主要著作】
『エクササイズ刑事訴訟法(第2版)』(有斐閣、2021)
『条文あてはめ刑法』(立花書房、2019)
『規範あてはめ刑事訴訟法』(立花書房、2021)ほか