本書は、財務事務と業務プロセスの正確な方法を、解説するものです。
財務事務上での不正・違法行為、ミス撲滅のため、
適切に財務実務を管理・運用するために必要な一冊です。
●解釈が難解と言われる自治体財務制度を、「前例に流されることなく、理論に走ることなく」実務の視点から解説しています。
●行政実務15年、訴訟実務30年の著者の経験・ノウハウを伝授します。
●解説にはすべて、法律等の根拠を明記しているため、監査や住民からの指摘に自信をもって回答できるつくりとなっています。
前回版との違い
●平成27年10月以降の法改正の解説を追加!
令和2年4月施行の改正民法・改正自治法に対応!
●判例は新規に41件を追加!
●従来の「判例索引」「事項別索引」に加え、「条文索引」を新たに追加!
目次
第1部 自治体の内部統制―ガバナンスとコンプライアンス
第1章 内部統制の体制―ガバナンスとコンプライアンス
第2章 適法性の判断基準
第3章 正当性及び妥当性の判断基準
第4章 有効性、効率性及び経済性の判断基準
第2部 事務事業のプロセスとコンプライアンス
第1章 総説
第2章 公共工事
第3章 土地の取得
第4章 物品の購入と管理
第5章 公有財産の管理
第6章 公の施設
第7章 事務事業の委託
第8章 民間資金等の活用
第3部 財務に係る基本法令の定め
第1章 会計年度及び会計の区分
第2章 予算
第3章 収入
第4章 支出
第4部 契約
第1章 自治法234条が適用される契約
第2章 契約の締結と予算
第3章 契約の締結の方法
第4章 契約の履行の確保
第5章 長期継続契約
第5部 財務規定の条文別留意点
判例索引
事項別索引
条文索引
編著者プロフィール
橋本 勇
昭和44年、自治省(現:総務省)入省。山梨県総務部地方課長・自治大学校教授等を経て、
昭和61年に弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。自治体や関連団体の顧問を数多く務め、多数の自治体訴訟に携わる。著書に、『自治体契約ゼミナール』(加除式)、『新版 逐条地方公務員法』(学陽書房)、『知っているとトク 知らないとソン 自治体職員の就職から退職まで』(ぎょうせい)など。