本書は、電子書籍のみとなります。
ミュージアムは、生涯教育機関として多様な来館者に対応するとともに、体験学習を重視する学校と博学連携を強化するなど、細やかな来館者サービスが求められています。
これまでも学芸員の熱意と努力で展示や学習ツールが企画され、デザインを含めて外部へ依頼するか、さまざまな理由で内部制作が行われてきました。
コンピュータが身近になり、デザイン系のソフトが使えるミュージアムスタッフも増えてきました。
にもかかわらず、博物館学関連で、グラフィックツールの企画デザインまで学ぶチャンスがなかなかないのが現状です。
そこで、30年近くミュージアムの解説系デザインに携わってきたノウハウをもとに、豊富な実例を交えながら、グラフィックデザインの考え方とテクニックを、現場での実践的な企画制作や管理の手がかりとなるよう出版する実践書です。
目次
Chapter01_資料名キャプションをつくる
Chapter02_コピーとレイアウトの基本について
Chapter03_解説シートとノート型解説を作る
Chapter04_写真について
Chapter05_ワークシートをつくる
Chapter06_図解とイラストレーションについて
Chapter07_ミュージアム・キットをつくる
Chapter08_色彩について
Chapter09_展示グラフィックをつくる