先生一人ひとりがイキイキする保育所、幼稚園、こども園で取り入れたい新しい職員研修の方法をテーマ別に紹介!
【「参加型園内研修」とは?】
○管理職や講師の話をただ座って聞くだけで終わり、目的があいまいなまま話し合い、十分な時間がとれない、意見を言いたいけれど言える空気でない、雇用形態が違う職員間で意思疎通がうまくいかない…など、今までの研修でありがちだった問題が解消されます。
○進行役のもと、参加者一人ひとりが自分の考えやアイデアを付箋紙に書き出すなどして自由に発表。グループや全体で意見交換をしながら、新しい発見、共通理解、個人の気付きをうながし、明日の保育へ具体的につなげていく研修のスタイルです。
目次
1 参加型園内研修のすすめ
・園外研修はたくさんあるけれど
・参加型園内研修の提案
2 参加型園内研修の基本とファシリテーションのルール
・園の現状理解から―参加型園内研修の目的
・参加型園内研修を行うにあたって
・参加型園内研修の流れとルール
3 やってみよう! テーマ別 参加型園内研修の実際
1 お散歩マップをつくろう シリーズ・ワーク
2 「子どもの目線で」保育環境を考える
3 保育目標の共通認識
4 行事の前後に行う打ち合わせ―保育が協働の場であることに気付く
5 職員が提案する研修(スパイラル・アップ研修)
6 保護者とどうかかわるか
7 研修報告・書籍紹介の方法
8 事故事例を自分ごととして学ぶ
解説 これからの園内研修:育ち合う組織に向けて本実践から学ぶこと
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編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
【監修】秋田喜代美…あきた・きよみ/東京大学大学院教育学研究科教授
【著】松山益代…まつやま・ますよ/社会福祉法人慈紘園 慈紘保育園園長(千葉県我孫子市)