「国からの資料が膨大で読み解くのが大変…」
「最初に要点を押さえたい!」
「情報が足りない…」
「解説がほしい!」
自治体システム標準化とガバメントクラウドの取り組みにおいて、自治体・ベンダー双方が抱える悩みを解説します。
◆法律による規定や事業の概要、標準仕様書の内容などの解説をはじめ、
実装時に課題となるポイントがわかる。
◆自治体は何をすればよいか、ベンダーは何をすればよいかの
担当分担を提示しながら、作業ステップをわかりやすく解説。
◆本書は、いわゆる自治体とベンダーの“共通言語”。ぜひ双方で一緒に理解を深めてください。
◆自治体のシステム利用形態の変化、標準化やガバメントクラウド事業の経緯、
国の推進体制の変化などもまとめて収録。情報の整理や振り返りにも重宝!
目次
Chapter1 自治体システムを取り巻く環境の変化
Ⅰ 自治体システム事業の変化/Ⅱ 標準化・ガバメントクラウドの経緯/Ⅲ 国の推進体制の変化
Chapter2 自治体システム標準化
Ⅰ 法令/Ⅱ 事業概要/Ⅲ 標準仕様書の作成/Ⅳ 標準仕様書の構成/Ⅴ 実装時に課題となる点
Chapter3 ガバメントクラウド
Ⅰ 事業概要/Ⅱ 特徴とメリット/Ⅲ 契約関係/Ⅳ リソース管理と通信回線/
Ⅴ セキュリティ/Ⅵ 課題・論点
Chapter4 自治体での移行作業
Ⅰ 移行作業の留意点/Ⅱ 国等の支援措置/Ⅲ 作業ステップ/
Ⅳ 従来のシステム選定との違い/Ⅴ 特定個人情報保護評価/Ⅵ 適合性の確認
Chapter5 ベンダーのビジネス変化
Ⅰ ビジネスモデルの転換/Ⅱ システム環境の維持/Ⅲ 周辺ビジネスの変化
Chapter6 デジタル行政の将来像
Ⅰ トータルデザインと公共サービスメッシュ/Ⅱ 今後必要とされる事業
著者紹介
三木浩平
総務省 デジタル統括アドバイザー
香川県出身。米国アメリカン大学にて社会学修士(理論・統計)。株式会社三菱総合研究所主席研究員。千葉市総務局次長(CIO補佐監)、総務省自治行政局企画官、内閣官房政府CIO補佐官等を経て、2021年9月より現職。マイナンバー、オープンデータ、自治体システム標準化等自治体情報化施策に関わる各種検討会の構成員を歴任。
吉本明平
一般財団法人全国地域情報化推進協会 企画部担当部長
NECにて電子政府・電子自治体関連コンサルに従事ののち、APPLICの初代の事務局員として地域情報プラットフォーム標準仕様の策定に携わる。2014年4月より現職、総務省等の調査研究事業などに従事。総務省「地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会構成員」、「自治体システム等標準化検討会構成員(住民記録、税務システム、選挙人名簿管理システム)」、文部科学省「就学援助事務システム標準化検討会構成員」などを歴任。地域情報化アドバイザー、関東学院大学非常勤講師、一般財団法人情報法制研究所上席研究員。