大塚康男教授による「知っておきたいシリーズ」3冊目。
今回のテーマは、どの自治体も頭を悩ませている使用料・手数料等の滞納問題です。
自治体の財政危機が叫ばれている中、職員には、債権の適正な管理を行うための正確な知識を身につけていること、滞納が発生した場合には迅速かつ的確に対応することが求められており、本書はその対策マニュアル本です。
【本書の特色】
1.「公債権と私債権」「強制徴収と強制執行」「消滅時効」等、自治体職員であれば当然身につけておくべき危機管理能力としての債権の基礎知識についてQ&A形式で分かりやすく解説した、実務実践講座。
2.各事例については、著者の豊富な実務経験はもとより、年間100回をこなす研修会・講習会で寄せられる質問事項と回答を再構成しており、丁寧な解説は実務の即戦力になること間違いなし。
3.「公金の賦課・徴収を怠る事実」「財産の管理を怠る事実」で訴えられないようにするにはどうすればいいか。
住民訴訟対策にも最適な内容。
目次
1 債権の基本を知ろう
2 公法上の債権を知ろう
3 私法上の債権を知ろう
4 債権の消滅時効を知ろう
5 債権の回収を図り、滞納問題の解決を図ろう
6 債権管理者は住民訴訟の「怠る事実」に気をつけよう
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著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
大塚康男…おおつか・やすお/市町村アカデミー客員教授