—・———・———・———・———・———・———・———・———・—
「この言葉聞いたら、逃げろ・無視しろ」な言葉が並んでいます。
「そういうことになっているんだから」という慣習に巻き込まれないために。
武田砂鉄(ライター)
—・———・———・———・———・———・———・———・———・—
「気が進まない」けど「そうしなきゃ」と思わせる同調圧力の正体に気づき、「自分自身」を取りもどす!
「わたしたち友達でしょ」
「真面目か!」
「悪いところをみんなで教えてあげたの」
「そんなこと思うなんておかしいよ」
「世の中そういうものでしょ」
「もっとポジティブじゃないと」
学校や職場をはじめとするさまざまな場所で、
「みんなしている」から「自分もする」という判断で行動している人は、
めずらしくないでしょう。
そうしないと周囲から浮いてしまうかもしれないし、
「空気が読めないやつだ」と思われて、
仲間外れになるかもしれない。
でも本来、「みんなしている」と「自分もする」は、
別のことのはずが、それらを結びつけて、
「気が進まない」けど「そうしなければ」と思わせるもの、
それが「同調圧力」です。
なぜ「そうしなければ」と思ってしまうのか。
誰か特定の主が「こうしろ」と命令するとか、
明確なルールがあるとか、
伝統的にそうだから、
というような決まった仕様があればある意味わかりやすいのですが、
同調圧力において「こうしろ」と迫るのは、
たとえば、その場にいるだれかがふーっとため息したとか、
何度もうなずいたとか、
少しのあいだ沈黙が続いたとかいう、
「ちょっとしたこと」で決まる何か、です。
そんな「空気」や「ノリ」を強要する言葉を24シーンの漫画にして、
「生きづらさ」を考える社会学者が解説します。
自分で決めていいはずの態度を封じられないための考え方を、
これからの人生のために、身に付けていきましょう。






















