決算書類が“使える書類”に!
「将来の財政見通しはどうなっているの?」
「厳しい厳しいというけれどホント?」
「ぶっちゃけ、今、いくらまで使えるの??」
▶本書では、地方財政制度と自治体現場に精通する著者が、財政指標の見方・読み方・考え方をわかりやすく解き明かします。
▶「理論」立てて解説しているので、議会答弁で自信をもって答えることができるようになります。
▶図と事例から解説しているので、財政指標を具体的にイメージしやすくなります。
目次
はじめに ~自治体財政分析の奥深さへの招待
第1部 わかりやすい財政診断のポイント
第1章 財政診断のポイント
第2章 貯金・借金の見方
第3章 財政状況資料の読み方~北海道名寄市をモデルに~
第2部 財政分析の考え方
第1章 財政診断の考え方の基本とその重要性
第2章 発生主義会計と現金主義会計
第3章 自治体財政健全化法の考え方とその構造
第4章 公会計の含意と財政診断
第5章 国家財政と地方財政の財政診断における決定的な違い
第6章 財政指標を点検する
第3部 自治体財政分析における時系列の視点
第4部 3つの健全性による財政分析
第1章 財政分析における3つの健全性の尺度
第2章 3つの健全性による北海道内179市町村の財政診断
第3章 3つの健全性の尺度が示す診断結果の基本的な考え方
おわりに ~自治体財政の「森」をみる
著者紹介
●小西砂千夫(こにし・さちお)/関西学院大学大学院経済学研究科・人間福祉学部教授
昭和35年、大阪市生まれ。関西学院大学経済学部卒業、博士(経済学)。専門は財政学。総務省地方財政審議会専門委員をはじめ、国や自治体の審議会等の委員に就任するほか、自治大学校・市町村アカデミー・全国市町村国際文化研修所等の講師も務める。
『自治体財政の知恵袋』(平成30年8月、ぎょうせい)をはじめ、多数の著書をもつ。
●今井太志(いまい・ふとし)/北海道環境生活部ゼロ・カーボン推進監
昭和47年、長岡市生まれ。平成7年、東京大学法学部卒業、自治省入省。米国ミシガン大学公共政策大学院修士号取得。平成15年から北海道庁勤務。市町村課長、知事室次長等を経て、令和3年より現職。市町村アカデミー・全国市町村国際文化研修所等で研修会講師を務める。
著書『誰にでもわかる 自治体財政指標の読み方』(平成21年1月、ぎょうせい)