医師と弁護士がタッグを組み、医療現場から集めた
クレーム・トラブル事例を元にQ&A化!
現場からの「困った!」の声に答える一冊です!
いわゆる「モンスター・ペイシェント」問題に代表されるように、医療現場では、患者による悪質なクレーム・補償要求・暴力・ハラスメント等に悩まされているケースが少なくありません。
本書では、医師・看護師・病院従事者などから実際に聴き取ったクレーム・トラブル事案を元に設問を作成しました。
医療安全を専門とする医師監修の下、医療法務に精通する弁護士が中心となってQ&Aを執筆!医療クレーム・トラブルへの適切な対処法を、イラストをまじえて分かりやすく解説する一冊です。
クレーム・トラブルの「まずは、どうすればいいの?」から「こじれてしまったらどうしよう?」までが一冊で分かります!
目次
第1章 医療機関を取り巻くクレーム・トラブルの現状
第2章 なぜ患者は「怒る」のか?――心理学による怒りの理解と対応
第3章 医療現場で役立つ法律知識
第4章 クレーム・トラブルQ&A
1 診断に関する事例
2 治療に関する事例
3 処方に関する事例
4 採血に関する事例
5 手術に関する事例
6 外来での事例
7 病棟での事例
8 高齢者に関する事例
9 会計での事例
10 個人情報に関する事例
11 近隣住民からのクレーム
編著者プロフィール
○兼児敏浩(かねこ としひろ)[監修]
三重大学医学部附属病院副院長・医療安全管理部長・教授・医師。
日本内科学会総合内科専門医、インフェクションコントロールドクター(ICD)。患者・職員の安全管理、医療事故対応、医療の質の確保など、医療安全・病院評価を専門とする。
○楠井嘉行(くすい よしゆき)[編著]
弁護士・医学博士。
複数の看護学校等で関係法規の講師を務める。平成28年、三重大学大学院医学系研究科博士課程(公衆衛生・産業医学分野)修了。行政クレーマー、医療クレーマー対策に詳しい。