教育ニュース
  1月25日、中央教育審議会(中教審)は「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策」を柴山文部科学大臣に答申した。
                       2017年6月の諮問から1年半に及んだ審議の結果をとりまとめたものだ。
中教審答申とともに文科省が策定した公立学校の教師の勤務時間に関するガイドラインでは、月45時間、年360時間が時間外勤務の上限目安とされた。この目安に対しては教員の勤務実態とかけ離れているとの指摘が検討段階からあったが、答申では、このガイドライン策定はあくまで文部科学省の職責の始点であると位置付け、「勤務時間の把握を形式的に行うことが目的化し、真に必要な教育活動をおろそかにしたり、実際より短い虚偽の時間を記録に残す、又は残させたりすることがあってはならない」と付言。そのうえで今後、学校の実態に基づく条件整備や制度改正を行っていくべき「責任があることの自覚」を同省に強い調子で求めた。
 このほか、部活動指導員やスクールソーシャルワーカーなど多様な人材の配置促進、主幹教諭の配置によって業務負担が軽減された好事例の収集・展開、自治体の判断によって1年単位の変形労働時間制を導入できるような法的措置の必要性等を提言。答申を受け、文部科学省は具体的な制度改正に着手する運びだ。
                      
                    
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■特集: 教師の働き方とメンタル・マネジメント
                      〈インタビュー〉 
                      ・一人一人が輝けるストレスフリーの働き方を
                      (上田 基 [(株)トップエンドレス代表取締役])
                      〈論 考〉 
                      ・教職の誇りと手応えを持てる学校へ―働き方改革の動向と課題
                      (佐古秀一)
                      ・機能的側面と共同体的側面を統合するマネジメント(浅野良一)
                      ・いま、先生のメンタルは大丈夫か?(有村久春)
                      ・今日からできるストレスマネジメント法(清水隆司)
■連 載 
                      ・学校経営の地図(天笠 茂)
                      ・学校現場の人づくり戦略(大野裕己)
                      ・教職 その働き方を考える(高野敬三)
                      ・校長室のカリキュラム・マネジメント(末松裕基)
                      ・トラブルの芽を摘む管理職の直覚(中山大嘉俊)
                      ・もう一度「子どもが学ぶ」ということをしっかりと考えてみる
                      (奈須正裕)
                      ・授業力を鍛える新十二条(齊藤一弥)
                      ・新課程を生かす戦略と技法(村川雅弘)
                      ・新教育課程実践講座1
                      ―絶対満足できる! 新しい英語授業(菅 正隆)
                      ・新教育課程実践講座2
                      ―主体的・対話的で深く学ぶ道徳教育の実践(毛内嘉威)
■教育スクランブル:午前中5時間制は広がるか
                      ・午前5時間制の取組(東京都目黒区立中目黒小学校)
                      ・複線型の週時程が学校を変える(西留安雄)
                      ・新小学校学習指導要領に対応した教育課程の編成(石塚 等)
■ルポ・社会に開かれた教育課程 
                      ・系統的な防災教育で育む“頼れる地域の中学生”
                      (岡山県岡山市立興除中学校)
                      
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                      「驚きの発想! 学校カリマネの有効なツール」
                      ――― 村川雅弘・甲南女子大学教授
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                    ――― 田村知子・大阪教育大学教授
学校経営のグランドデザインをマトリックスで描く「学校経営マン
                      ダラート」。その作り方・使い方から実施・評価までを具体的な取
                      り組み例とともに紹介します。“現場発のカリキュラム・マネジメ
                      ント”のアイデアが満載です。 
【主な目次】
                      ■これから求められる学校経営と新しいカリキュラム・マネジメント
                      「カリキュラム・マネジメント」の一丁目一番地は「学校教育目標」
                      にあり/「ゴール」からの「逆向き設計」で、PDCAを考える 
■「学校経営マンダラート」の内容と活用 
                      「マンダラート」の作り方/使い方/研修の方法/みんなで考え、
                      みんなで創る「マンダラート」
■「学校経営マンダラート」からみる嶺北中学校の実践
                      「学力向上」へのカリキュラム・マネジメント/「学級」のカリキュ
                      ラム・マネジメント/部活動での「マンダラート」の活用
                      
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                      さらなる内容の充実のため、ご感想、ご要望、取り上げてほしい話
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                    メルマガ『きょういくプレス』の次回配信は、2月14日(木)
                      を予定しています。 引き続き、教育関係のニュースやお役立ち情
                      報をお届けしてまいります。引き続きのご愛顧のほど、よろしく
                    お願い申し上げます。
                    
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