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 変わる日本語 ――「ほぼほぼ」「ガチ」の認知度は?

「ガチで勝負する」という表現を使うことがあるか、「なし崩しにする」の意味は「なかったことにする」なのか、「チームの采配を振る? 振るう?」どちらが本来の使い方か――。
文化庁が毎年実施している「国語に関する世論調査」の最新結果で言葉についての認知度、使われ方が明らかになった。

「ほぼほぼ」を使うことがあると答えたのは27.3%、聞いたことがあるも含めると68.5%と高い。「ガチ」を使うことがあると答えたのは41%、聞いたことがあるも含めると87.9%と広く認知されている。いずれも若い世代で使われる傾向にある。

「借金をなし崩しにする」の意味を問う内容では、「なかったことにする」が65.6%を占めたが、「少しずつ返していくこと」が本来の意味とされており、正答率は19.5%に留まった。

使い方を問う内容では、本来の使い方とされる「采配を振る」は約32%に留まり、「采配を振るう」が約57%と大きく上回った。

調査ではこれらの他、官公庁などの文書を読む機会があるか、漢字を用いた語と外来語のどちらを使う方がよいかなどを調査している。




毎年、テレビや新聞でニュースになる世論調査の結果を収録した唯一の書です。



平成29年度 国語に関する世論調査
国語の表記と使い方


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