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住民サービスのPPPとAI

特集:住民サービスのPPPとAI化

PPPの本質は「官は指示する人、民は作業する人」という請負型ではなく、「官と民とが共に考え共に行動すること」にある。そして自治体では、「ICTによる自治体経営」から「AIを育てる自治体経営」へと進化すべく、AIを活用できる経営体質、そして行政組織の再構築が求められる。

■AIを育て共存する行政組織への展望
/宮脇 淳

中川幾郎氏
PPPの本質は「官は指示する人、民は作業する人」という請負型ではなく、「官と民とが共に考え共に行動すること」にある。そして自治体では、「ICTによる自治体経営」から「AIを育てる自治体経営」へと進化すべく、AIを活用できる経営体質、そして行政組織の再構築が求められる。

■AIを育て共存する行政組織への展望/宮脇 淳

■公共サービスの質をどう確保するのか/武藤博己

■公共サービスのAI化と自治体の役割/廣川聡美

■指定管理者制度の評価から今後の展開を期待する/鈴木和幸

■公共施設再配置にどう向き合うか
 ──インターネットアンケートを基にした住民意向の把握/中川雅之

■公共サービスを地域が担うために/小野崎研郎

〈取材リポート〉
◇PRAの全庁展開に向けて部局横断の推進連絡会を設置/石川県加賀市

◇道路等の効率的・効果的な維持管理に「道路等包括管理事業」を試行導入/東京都府中市


スキルアップ特集:脱・仕事の属人化で市民サービス向上

皆さんの職場では、「この業務はAさんにしかわからない・できない」というように、仕事が属人化していませんか?行政改革や職員の働き方改革が推進される中、その人がいなければ業務が進まない状況は、効率面や市民サービスの観点から改善が必要ではないでしょうか。業務マニュアルやAIの活用などにより仕事を標準化して組織力を高め、市民サービス向上を図りましょう。

◆仕事の属人化による弊害と解消に向けた方策/安部浩成

◆脱・属人化でチーム力アップ!
 ──業務マニュアル作成・活用のポイント/森田圭美

〈取材リポート〉
◇「攻めのICT」戦略の一環で戸籍事務にAIを活用/大阪市




スキルアップ連載


■管理職って面白い!
/定野 司

■ファシリテーションdeコミュニケーション
/加留部貴行

■職場の問題解決!事例で学ぶ人財マネジメント講座
/高嶋直人

■クレーム対応駆け込み寺
/関根健夫

■一歩前へ!30代に贈る“錆びない”自分磨き
/堤 直規

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●Governance Topics
□愛知県犬山市議会がグランプリ受賞
/第13回マニフェスト大賞

□南海トラフ地震など巨大災害に自治体はどう備えるか
/第8回自治体災害対策全国会議

□ローカルからの新たな地域づくりの方向性を探る
/ローカルサミットNEXTin小田原

□「元気づくりシステム」で元気なまちづくりを実践
/元気なまちづくりシンポジウム

□自転車を活かしたまちづくりで全国の首長が連携
/「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市町村町長の会」設立総会

取材リポート


□平成にっぽんの首長 自治の自画像/山田恭輔 佐賀県江北町長

えびのの魅力磨きを市民全体で取り組むことで、活気あるまちづくりが継続できる。

9年前、前市長の逮捕を機に、市長選に挑んで当選した宮崎県えびの市の村岡隆明市長(55)。勝因となったマニフェストを軸にした市政運営を続ける村岡市長に手応えを聞いた。
山田恭輔
村岡隆明・宮崎県えびの市長(55)。2期目のマニフェストで村岡市長は市内小中学校での30人学級の導入を掲げ、2014年度から実施。「財政的には大変だが、子どもにも保護者にも喜ばれている」と語る。


□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
津波にさらわれて、原発に追われた【福島酒6年連続日本一の秘密(2)】
原発事故、続く苦悩

福島県浪江町の海岸沿いにあった鈴木酒造店は、蔵を根こそぎ津波でさらわれた。周囲では多くの人が亡くなり、現在の社長で当時は杜氏として酒造を率いていた鈴木大介さんも消防団の仲間や友人を失った。ところが翌日、捜索に手もつかないうちに、原発事故で避難指示区域となる。全てを失った鈴木さんは、隣の山形県に避難したが、喪失感にさいなまれた。

□現場発!自治体の「政策開発」
生活環境と景観の向上で都市の快適性を高める
──市民マナー条例+屋外広告物条例(兵庫県芦屋市)

兵庫県芦屋市は、たばこの吸殻・空き缶等の投げ捨てや飼い犬の放し飼い・ふんの放置、歩行喫煙、夜間の花火などを禁止した「芦屋市清潔で安全・快適な生活環境の確保に関する条例(市民マナー条例)」を施行。また、独自の基準で屋外広告物を規制する「芦屋市屋外広告物条例」を施行している。快適な生活環境の確保と優れた都市景観の形成により、良質な住宅都市・芦屋のイメージの維持・向上を図るのがねらいだ。

□人口減少・地域再生に挑む/葉上太郎
消防団の“レスキュー隊”が人命を救う──西日本豪雨、愛媛県宇和島市三間町の教訓

大規模災害で同時多発的に被害が発生したら、山が崩れて生き埋めになっても、公共機関が助けに来るとは限らない。今年7月の西日本豪雨では、そのような事例があった。愛媛県宇和島市三間町。平成大合併で市に加わった町だ。広域消防の出先もなく、頼りになるのは地元消防団だけだった。幸い消防団にはレスキューの資機材を積んだポンプ車と、訓練を受けた団員がいた。彼らの活動で命が救われた。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
ワールドカフェを活用した議会改革が加速
──宮城県柴田町議会

宮城県柴田町議会は2016年7月、高校生たちとワールドカフェ方式による懇談会を初めて開催。同方式の有効性を実感した町議会では議員間討議や町民対象の懇談会、姉妹都市議会との交流会(合同研修会)でもワールドカフェを実施した。さらには総合計画案の論点を抽出する議員間討議でも活用する予定だ。

連載


□続・アサノ・ネクスト 浅野史郎 組織の不祥事をなくすため

□「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ/後藤好邦
 続けることの秘訣は共感の発信──共感=魅力+信頼

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 佐藤一斎(八) 役立つ一斎の語録(三)

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□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□自治体のダウンスケーリング戦略/大杉 覚
□「立法分権」の戦略/礒崎初仁
□AI・地域・幸福──自治体公共政策の新展開
 /広井良典+京都大学こころの未来研究センター+日立京大ラボ・北大ラボ
□いのち支える人々──自殺対策の現場から/玉木達也
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『脱ブラック部活』中小路徹]




カラーグラビア

□自治・地域再興
[小出宗昭・富士市産業支援センター「f-Biz」センター長]

徹底的に成果を求める支援で中小企業・小規模事業者を元気にを

松下啓一氏
静岡銀行時代から地域の創業・産業支援に携わり、08年に静岡県富士市が開設した公設民営の富士市産業支援センター「f-Biz(エフビズ)」のセンター長に就任した小出宗昭氏。徹底的に結果にこだわる経営相談を行い、多くの中小企業・小規模事業者の再生・創業を後押してきた小出氏は「中小企業が元気になれば、地域の再生につながる」と話す。現在では、その手法を取り入れたご当地ビズが全国に広がっている。


□山間海間/芥川 仁
 「歴史を刻む集落」に時代の波──埼玉県秩父郡皆野町大字下日野沢重木

□手業手技/大西暢夫
 修理を重ね代々の歴史に残す──仏壇職人(木地師/塗師)・京田仏壇店工房(富山県高岡市)

□ドキュメントW──戦火の日常を撮る/綿井健陽
 社会に根を張る「自己責任論」

□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/呉氏(広島県呉市)

□クローズ・アップ
 米を見つけた男達──山形県庄内町、7人の農家が時代を動かす
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■DATA・BANK2018 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!