南三陸町 屋上の円陣 ―防災対策庁舎からの無言の教訓―

「きっと守り抜く」 宮城県南三陸町の防災対策庁舎の屋上で円陣を組み、必死に津波に耐えようとしている人たちがいた。 そこには、強い決意で女性、高齢者、若い職員たちを円陣の内側に入れ、生死の瀬戸際にありながら、最後まで人間の尊厳と誇りを失っていない姿があった…。 「その時、何が起こっていたのか」今だからこそ明らかにできる防災・危機管理アドバイザー山村武彦による渾身のノンフィクション。


>> P.4

目次目次第1章  勇者たち第2章「奇跡のイレブン」それぞれの3・111防災一筋42年 ──危機管理課佐藤智氏の3・11 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12⑴ついにアイツがやってきた!20⑵6Mの津波が10分後に24⑶防災無線と「天使の声」29⑷エヴァンゲリオン「残酷な天使のテーゼ」41⑸ポールによじ登る532今でも溺れる夢を見る──町長佐藤仁氏の3・11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65


<< | < | > | >>