地方行政が直面する問題を問い続けて50年以上。国内外の自治制度の最新動向、法令改正についての的確な実務解説がタイムリーに紹介されることが本書最大の特長です。地方自治法はもちろんのこと、住民基本台帳や自治体の情報公開制度などに改正の動きがあれば、即座に対応し、解説、資料を掲載します。また、改正の動向についてだけでなく、「地方自治」への考えを深めるために役立つ論文も多数掲載しています。自治体の実務に携わる方はもちろん、学者・研究者など広く地方自治に携わる人々にとって必携の専門誌です。
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内容紹介
【巻頭論文】
グローバル化時代における地方自治体……大西楠・テア
1980年代から1990年代における地方自治体の国際化といえば、姉妹都市協定の締結等を思い浮かべられるだろうが、2000年代に入ると、より戦略的な国際化が必要であるとの意識が高まってきた。
今後、経済のグローバル化が進み、地方自治体への影響はますます強まっていく中、地方自治体の国際活動についての法的考察は限定的なものにとどまっている。
本稿では、国家ではないアクターとしての地方自治体が注目されている今、グローバル化の文脈において、地方自治体の国際活動の法的基礎について論じている。
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