月刊 ガバナンス 2018年5月号 特集:小規模市町村議会の展望

編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-05
図書コード
7135001-18-050
ISBNコード
発行年月
2018/05
販売価格
1,080 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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特集:小規模市町村議会の展望

議員のなり手不足に端を発した総務省の「町村議会のあり方に関する研究会」は3月26日、小規模市町村では現行制度に加え、少数の専業議員で構成する「集中専門型議会」、多数の非専業議員で構成する「多数参画型議会」も選択できる制度の新設を提案した。自治体議会の制度・権能は都道府県・大都市でも小規模市町村でも基本的に変わらなかったが、大きく議会の姿を変える可能性が出てきた。研究会の提案は小規模市町村議会のなり手不足の解消、議会の活性化に寄与するものになるのだろうか。小規模市町村議会の今後の姿を展望してみたい。

■小規模市町村議会の維持と議員のなり手の確保/大森 彌 東京大学名誉教授


大森彌氏
できるだけ多くの住民が、議会は何を議論しているのか、議員はどういう任務を果たし、それが自治体運営にいかに大事なのかを知りうることが重要である。住民に開かれ、住民と共に施策を検討しようという議会側の努力なしに、住民は議会が自分たちのものであるという実感はもちえない。そうした実感こそが議員のなり手を増やしていく土壌となるのではないか。

■人口減少時代に問われる「多様性」と「持続性」
 ──二元代表制の再定義を暗示した総務省報告書/人羅 格

■信頼され、魅力ある議会の創造
 ──住民自治の推進、そして議員のなり手不足の解消の正攻法/江藤俊昭

■憲法論からみた町村総会と直接民主主義/林 紀行

■小規模市町村議会におけるネットワークとパートナーシップ
 ──議会活性化のための協働のあり方/新川達郎

〈インタビュー〉
◆住民に仕え、二元代表制を意識することが大事
──小規模市町村議会事務局職員の矜持/中尾 修

〈取材リポート〉
◇多様な議員の確保に休日・夜間議会を実施/長野県喬木村議会

スキルアップ特集:自治体窓口の危機管理

多くの人が訪れる自治体の窓口。各自治体では、窓口サービスの向上に取り組む一方、窓口でのトラブルやクレームは日々発生し、絶えることがありません。不当要求や悪質なクレームに苦慮している職員もいるでしょう。中には、暴力事件にまで発展するケースも見られます。市民が安全に安心して利用でき、効率的な業務運営が行えるよう、自治体窓口における危機管理対策を考えてみましょう。

◆元刑事が教える!不当要求に負けない窓口対応の極意/援川 聡

〈取材リポート〉
◇県警との協力関係のもと、行政対象暴力の未然防止に努める/千葉県

〈窓口の危機管理対策〉
◇マニュアルを策定し、ハードクレームへの「組織的な対応」を整備/北海道旭川市

◇法的根拠を示したマニュアルで不当要求に全庁統一的に対応/東京都町田市

◇サスマタを使った講習や庁舎での危機管理訓練でいざという時に備える/埼玉県吉川市

スキルアップ連載


■管理職って面白い!/定野 司

■ファシリテーションdeコミュニケーション/加留部貴行

■職場の問題解決!事例で学ぶ人財マネジメント講座/高嶋直人

■クレーム対応駆け込み寺/関根健夫

■一歩前へ!30代に贈る“錆びない”自分磨き/堤 直規

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●Governance Focus
◆「行動改革」「意識改革」を柱に独自の働き方改革を推進/神奈川県茅ヶ崎市

●Governance Topics
□クラウドやAIを活用した働き方改革に向けて連携/熊本市×日本マイクロソフト

□「学校教育と自治体議会」をテーマにシンポジウムを開催
 /市民と議員の条例づくり交流会議

□自殺対策計画策定のポイントや課題などを実践的に議論/日本自殺総合対策学会

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取材リポート


□平成にっぽんの首長 自治の自画像/久住時男 新潟県見附市長

  「歩く」ことを基本に、住んでいるだけで健やかに幸せに暮らせるまちづくり。


住んでいるだけで健やかに幸せに暮らせるまち「スマートウエルネスみつけ」。その政策とは? 久住時男・新潟県見附市長に聞いた──。
久住時男氏

「住んでいるだけで健康で幸せになるまちづくりを進めてきた。この春から本格分譲中の『ウエルネスタウンみつけ』は『健幸』都市の要素を凝縮したモデルタウンだ」と自負する。

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 第1次応援隊が心の扉を叩く【「双葉消防」125人の7年間(15)】
 原発事故、続く苦悩

職員の大量退職で組織の危機に陥った双葉地方広域市町村圏組合の消防本部。県内のほか、全国の都市部から応援派遣隊を受け入れて乗り切ろうと決断する。だが、双葉広域消防の職員には複雑な思いがあった。原発で爆発や火災が相次いだ急性期、東日本大震災の被災地では双葉郡にだけ緊急消防援助隊が来なかったからだ。「また、放射能を恐れて来るはずがない」。冷ややかな見方もあった。


□現場発!自治体の「政策開発」
 地域の光を内外に観し未来の担い手を創出する
 ──観光立市郡上+郡上カンパニー(岐阜県郡上市)

岐阜県郡上市は「観光立市郡上」を掲げ、創造的な価値創出と持続可能な地域づくりに乗り出している。市民総ぐるみで地域資源を磨いて内外に発信することで郡上の魅力を高め、観光・交流人口、関係人口、移住人口、担い手人口を増やすのがねらいだ。その実現に向け、都市住民との双方向の学び合いの場となる「郡上藩江戸蔵屋敷」と、未来につながる仕事と人材を創出する「郡上カンパニー」を推進している。

□人口減少・地域再生に挑む/葉上太郎
 災害復旧に特化か、人口減少対策も含めてか
 ──福岡県東峰村、九州北部豪雨からの復興に揺れる

昨年7月の九州北部豪雨で、大きな被害に遭った福岡県東峰村。この3月の村議会で、整備中の「古民家ゲストハウス」の経費などを問題視する議員が相次ぎ、当初予算が否決された。「不要不急な事業は止めて災害復旧に特化すべき」と主張する議員が多かったのである。「復旧復興はもちろん最優先。だが、人口減少対策も同時に進めなければ村の存続が難しくなる」と危機感を強める村。目玉事業を巡って、被災地が揺れる。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 継続的な議会改革の推進に、さまざまな仕組みを導入
 ──北海道登別市議会
 
全国で議会基本条例を制定した自治体議会は800を超えるが、制定しただけで改革が進んでいない議会も少なくないと言われる。その中で、北海道登別市議会は2011年3月に制定した議会基本条例で、議会改革を継続的に推進することを規定。実施状況をチェックシートにまとめて公表することで改革の継続を“担保”している。昨年5月に就任した成田昭浩議長は改革の継続に向けて、常任委員会の充実強化や情報公開と市民参加促進など3項目の検討を議会運営委員会に諮問。継続的な議会改革の推進に、さまざま仕組みを導入している同市議会を取材した。


連載


□続・アサノ・ネクスト 浅野史郎 森友学園問題と公文書改ざん

□「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ/後藤好邦
 肩を温めておくことの大切さ──どんな職場も全力で

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 佐藤一斎(一) 陽朱陰王の学者といわれて

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□ザ・キーノート/清水真人

□自治・分権改革を追う/青山彰久

□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之

□自治体のダウンスケーリング戦略/大杉 覚

□「立法分権」の戦略/礒崎初仁

□AI・地域・幸福──自治体公共政策の新展開
 /広井良典+京都大学こころの未来研究センター+日立京大ラボ・北大ラボ

□いのち支える人々──自殺対策の現場から/玉木達也

□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照

□地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会

□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘

□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一

□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹

□もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク
 【新潟せいさく所+にいがた市士の陣(新潟市)】

□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣

□議会局「軍師」論のススメ/清水克士

□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭

□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ソウルの市民民主主義──日本の政治を変えるために』白石 孝]

カラーグラビア

□自治・地域再興
[土山希美枝・龍谷大学教授]

 政策課題に向き合い、責任を持つ「政策議会」に

土山希美枝氏

2011年から自治体議員を対象に「質問力研修」を行っている龍谷大学の土山希美枝教授。土山教授は、政策課題に向き合い、責任を持つ「政策議会」になる必要性を強調する。



□山間海間/芥川 仁
 自然を愛で、困難を楽しみに変えようとする知恵──東京都青梅市沢井

□手業手技/大西暢夫
 先人の心が宿る桐箱──桐箱職人・大谷耕象(鳥取県八頭町)

□ドキュメントW──戦火の日常を撮る/綿井健陽
 一枚の貼り紙

□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/トロベー(静岡市駿河区)

□クローズ・アップ
 山田堰、豪雨には耐えたものの──福岡県朝倉市

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■DATA・BANK2018 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
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図書分類

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