月刊 ガバナンス 2016年9月号 特集:首長と議会──抑制・均衡・緊張関係

編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-09
図書コード
7135001-16-090
ISBNコード
発行年月
2016/09
販売価格
1,080 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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特集:首長と議会──抑制・均衡・緊張関係

首長と議会は抑制と均衡によって、緊張関係を保ちながら対等な機関として機能することが期待される。だが、2代続けて不祥事がらみで任期途中に知事が辞任した東京都をはじめ、緊張関係があらぬ方向に向かうことも少なくない。7月末に行われた都知事選を踏まえ、改めて首長と議会・議員のあるべき関係を考えてみたい。


■二元的代表制の真髄/大森 彌 東京大学名誉教授

大森 彌氏
二元的代表制とは、1.住民が、自治体の機関である首長と議会議員を別々に直接選挙で選出すること、2.首長と議員は、それぞれ、住民に対して任務遂行に関し政治責任を負っていること、3.首長と議員はともに住民のために行動するため一定の緊張関係のもとに協力し合うこと、という要素によって成り立っている政治システムであるといえる。


■緊張感のある知事と議会の関係を築くには/片山善博

■東京都は別格なのか/金井利之

■首長の権限、議会の影響力──二元代表制をどう機能させるか/礒崎初仁

■首長選挙と政党、議会の関係──2016年都知事選を中心に/白鳥 浩

■長と議会の抑制・均衡・緊張関係と地域ガバナンス/新川達郎

■首長・議会の対立と職員組織/大杉 覚

■小池都政は二元代表制の歯車を回せるか/人羅 格

スキルアップ特集:ノウハウの共有で仕事力アップ!


時代の変化とともに地方公務員の業務は多様化・複雑化しています。一方で、公務職場の特徴の一つとして異動が多い、さらに最近は団塊世代の大量退職により、職員数全体に占める若手職員の数が多くなったという声も聞きます。また、依然として組織の縦割りのカベもあるようです。こうした状況下で職員の仕事力を高め、さまざまな課題を解決していくには、職場で蓄積されたノウハウを共有・活用することが必要ではないでしょうか。若手の人材育成の観点、地域の課題解決や業務改善の取組みを通じて考えます。

■若手職員に伝えたい仕事のノウハウ──一生モノの仕事の作法/堤 直規

〈 取材リポート〉
◇庁内連携と市民協働で地域の課題を解決/名古屋市

◇ハンドブックの作成やコンテストで業務改善のノウハウを全庁的に共有/和歌山県橋本市

スキルアップ連載


■管理職って面白い!/定野 司

■ファシリテーションdeコミュニケーション/加留部貴行

■職場の問題解決!事例で学ぶ人財マネジメント講座/高嶋直人

■クレーム対応駆け込み寺/関根健夫

■いい役所をつくろう!~みんなが主役の自治体改善運動/自治体改善マネジメント研究会


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●Governance Topics
□地域運営組織が地方創生の「本丸」
 /中山間地域フォーラム・設立10周年記念シンポジウム

□政策で勝負する議会へ/マニフェストサミット2016

□改革の「魂」の継承を/市民と議員の条例づくり交流会議2016

□価値前提で「全体最適」を
 /早大マニフェスト研究所人材マネジメント部会・夏季シンポジウム

□公共交通の今、そしてミライを考える
 /あなたと語る「まちのミライのつくり方」in宇都宮

□SIBの仕組みを活用し、コミュニティビジネスを支援/滋賀県東近江市

□ゲームで自治体経営を学ぼう!/公共施設マネジメント&HUG体験会

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取材リポート


□平成にっぽんの首長 自治の自画像/ 山本 龍 前橋市長

山本 龍氏


  規制に縛られない自由度のある市民主体の社会を創りたい。
群馬の県都・前橋市のシャッター商店街に変化が起き始めている。空き店舗にアトリエやシェアハウスが入り、市民のコミュニティスペースになっている。その数は58軒に上るという。山本龍市長に聞いた。

今年2月に再選。「1期目は巨大タンカーの舵を切り、ようやく方向転換ができた。今後はフルスロットルで進める。めざすはオレゴン州ポートランド市。市民が自由にクリエイティビティを発揮できる都市」と語る。



□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 「生き延びた和牛」の行く末【福島県葛尾村の帰還(中)】
 原発事故、続く苦悩

福島県葛尾村には、和牛に子を産ませて市場に出す「繁殖農家」が多かった。ところが原発事故による全村避難で、牛の処分を迫られる。そうしたなかで、約95軒の繁殖農家のうち2軒が村外に仮牛舎を見つけるなどして牛と共に逃げた。この2軒に26軒が預託する形で、約300頭いた村の牛の100頭ほどを生き延びさせた。あれから5年が経ち、避難指示が解除された。農家は最後の「決断」を迫られる。

□現場発!自治体の「政策開発」
 市民満足度調査と協働で“しあわせ日本一”をめざす
 ──まちづくり通信簿+中小企業活性化(岐阜県関市)

世界屈指の刃物産業のまちとして知られる岐阜県関市は、市民協働で「日本一しあわせなまち」づくりに取り組んでいる。市民満足度調査を毎年行い、その結果を分析・見える化して施策・事業評価に結びつけ、行政サービスの満足度向上を図っているのが特徴だ。その中から、働く場の確保と市民所得アップをめざしたモノづくり中小企業振興に力を入れるとともに、魅力を発信するシティプロモーション活動を推進している。

□人口減少・地域再生に挑む/葉上太郎
 都市から移住すれば若返る!?
 ──鳥取市が健康調査で実証

「鳥取に来たら、体の調子が良くなった」。都市部からの移住者がそう語るのを耳にしてきた鳥取市は、鳥取大学と共同で科学的に実証しようと調査した。移住から間もない人々を半年間追いかけ、どのような変化があるか調べたのだ。すると、たったの6か月間なのに体力年齢が1.8歳若返り、血糖値も下がった人が多かった。ストレスが多く、不規則な都市生活からの脱出。そして野菜の多い食事への転換……。体は敏感に反応していた。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 「学ぶ」「伝える」をベースに議会改革を推進
 ──佐賀県伊万里市議会
 
佐賀県伊万里市議会では昨年4月の改選後、5月の議長選で盛泰子氏が議長に就任。県内市議会で初の女性議長となった盛氏は「チーム伊万里市議会」をめざし、「学ぶ」と「伝える」をキーワードに掲げた。この8月18日には盛議長の就任後、8回目の議員研修会を開催。議会基本条例の制定をめざし特別委員会も設置されるなど、「学ぶ」「伝える」をベースにした改革が着実に動き出している。

連載


□続・アサノ・ネクスト 浅野史郎 東京都知事選──勝因と敗因

□「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ/後藤好邦
 開発許可で学んだ法律に対する向き合い方

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 細井平洲(十) 忠臣蔵でさらに減封

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□ザ・キーノート/清水真人

□自治・分権改革を追う/青山彰久

□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之

□Gove Tech~デジタル時代の自治体イノベーション/後藤 浩

□自殺対策最前線「生きる支援」を、地域から/清水康之

□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照

□地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会

□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘

□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一

□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹

□もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク【DMN35(宮城県)】

□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣

□議会局「軍師」論のススメ/清水克士

□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭

□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『人工知能と経済の未来』井上智洋]

カラーグラビア

□自治・地域再興
 [廣瀬克哉・法政大学教授]

 ローカルな課題について議論する連続シンポジウム・フォーラムを

廣瀬克哉氏

自治体議会改革フォーラム呼びかけ人代表として議会改革を後押ししてきた廣瀬克哉・法政大学教授。同フォーラムの調査によると議会基本条例の制定数は700を超えた。次の議会改革のステージに向け、廣瀬教授は、議会がローカルな課題について議論する連続シンポジウム・フォーラムの場を設ける必要性を強調する。



□山間海間/芥川 仁
 海の回復力を疑わない漁師たち──佐賀県藤津郡太良町大字大浦

□手業手技/大西暢夫
 金平糖を「育てる」──入江製菓㈱(北九州市八幡西区)

□ドキュメントW──戦火の日常を撮る/綿井健陽
 相模原事件から見えるもの

□人と地域をつなぐ──ご当地愛キャラ
 ブナりん(福島県只見町)

□クローズ・アップ
 架空都市が現実の市を動かす
 ──鳥取県倉吉市がネット上の都市と姉妹提携

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■DATA・BANK2016 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
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図書分類

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