本書は、電子書籍のみとなります。

文化財は、我々祖先が営々と築いてきた文化遺産であり、一旦破壊されればもはや再生不可能な、かけがえのないものです。
現在の文化は、祖先の築いてきた文化遺産を基盤をとして成立しているとも言えます。
そのような性格を有する埋蔵文化財は、地域の歴史・文化を今日に伝えるばかりでなく、地域の個性の一部ともいうべきものであり、また地域全体でそれを継承することにより、連帯感の高まりも期待されています。
本書は、埋蔵文化財を保護しつつ、円滑な公共事業の推進を図るための方策等について、手引書として取りまとめたものです。
そしてさらに、初版刊行後以降の検討結果や状況の変化等を踏まえ、内容を改訂した、改訂版です。
目次
第1章 建設省所管の公共事業と埋蔵文化財保護とのかかわり
第2章 埋蔵文化財の取扱いにかかわる手続き
第3章 連絡調整
第4章 予備調査
第5章 発掘調査の取扱い標準と効率化・迅速化
第6章 本発掘調査
第7章 建設省所管の公共事業の流れと埋蔵文化財調査への対応
第8章 発掘調査効率化のための技術
第9章 埋蔵文化財の活用
資料編