「ノルディックウォーキングを医療の現場で展開する」ことをテーマに発刊する1冊。
今やスポーツウォーキングでもブームとなっているノルディックウォーキングですが、その効果はリハビリテーションな
ど、医療の現場でも注目されています。
医師である著者は、「全日本ウォーク連盟」と連携し「全日本ノルディック・ウォーク連盟」を設立。
スポーツと独自で進めている医療関係への展開を行い、ノルディックウォーキングをリハビリテーションに取り入れた結果、
「足の筋力」→7〜34%の改善
「敏捷性」→2〜34の改善
「歩行能力」→3〜45%の改善
「生活能力」も身体能力や生活の質など80%超の改善
など、殆どの機能が改善されるという実績が確認されました。
本書では、ポールの長さと運動効果の関係や「スポーツとして」「通常のウォーキングとして」さらに「リハビリテーションとして」最適な手法、テクニックを、詳しく、分かりやすく、丁寧に解説しています。
写真をふんだんに使用した理解しやすい構成で、福祉や運動関係の指導者、医療関係者のお役に立てる一冊です。
目次
●ガイドライン Q&A
1 総論
・ノルディックウォーキングとは
・ノルディックウォーキングの運動効果
・ノルディックウォーキングの展開
2 ノルディックウォーキングの手法
・目的に応じたノルディックウォーキングテクニック
スタンダードウォーキング/アグレッシブウォーキング/ディフェンシブウォーキング(MNKスタイル)
・介護予防・リハビリテーションへの応用
老健ショートステイでの短期集中リハビリテ―ション/体験者の喜びの声
3 全日本ノルディック・ウォーク連盟
・設立の経緯と沿革
・組織
・活動状況
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著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
松谷之義…まつたに・よしゆき/医療法人松徳会松谷病院理事長、(社)全日本ノルディック・ウォーク連盟学術委員
宮下充正…みやした・みちまさ/(社)全日本ノルディック・ウォーク連盟会長
川内基裕…かわうち・もとひろ/医療法人社団明芳会イムス板橋リハビリテーション病院心大血管リハビリテーション・循環器部長、大阪大学臨床医工学融合研究教育センター招聘教授
中谷敏昭…なかたに・としあき/天理大学体育学部教授