
あなたの自治体は、本気で「人財」を育ててきましたか?
自治体の人事政策は大転換期を迎えようとしており、
総務省は、全国自治体に人事評価制度の導入を強力に働きかけ始めています。
岸和田市や豊田市のような先進事例も出始めたことから、
これまで鈍かった自治体の人事評価制度導入の動きが、
一気に加速することが想定されます。
人事評価制度の導入のインパクトは大きく、
財政難による職員定数削減(少数精鋭主義)などもあいまって、
これまで“場当たり”的に運用されてきた自治体の人事慣行全般を
見直すきっかけになりうるものです。
本書では、自治体人事制度の第一人者であり、
総務省地方行政運営研究会公務能率研究部会委員等を歴任している著者が、
異動政策、職員採用戦略、職員研修改革、人事評価などをテーマに、
自治体の人事戦略を構築する上での要点をわかりやすく解説します。
人員削減、事務量増加などの難局を乗り越え、分権時代を生き抜くために不可欠な
「優秀な職員集団」を育てる人事戦略の要点を伝授します。
目次
序章 自治体に求められる「人事戦略」
1 「自学」を促す組織風土へ
2 異動が「職員のキャリア」をつくる
3 職員採用戦略で「人財獲得」を
4 迫られる「職員研修」改革
5 「自学」を促す人事評価
著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
稲継裕昭…いなつぐ・ひろあき/早稲田大学大学院公共経営研究科教授