OECD(経済協力開発機構)が行う子どもの学習到達度に関する国際学力調査は、単なる学力調査に留まらず、生徒の社会参加や生きる力に焦点を当てたものです。
その調査結果は、いまや学力測定の指標として、公表のたびに大反響を巻き起こしています。
本書は、第3回調査結果の本報告に先立ち、生徒が習得すべき内容、習得プロセスを提示し、その結果をどう評価していくのか、その枠組みを明示した中間報告です。
未公開の試験問題も多数公開し、今後の学力調査や指導評価に多大な影響を与える教育関係者必読の書です。
※PISAとは…
The Programme for International Student Assessment。
学習到達度調査。
OECDが2000年から3年ごとに行っている調査で、対象となるのは、義務教育終了段階の15歳の学生。
数学的リテラシー、読解リテラシー、科学的リテラシー、問題解決能力の4領域の知識と技能について調査するもの。
目次
・OECD――PISA2006年調査の序文
1 科学的リテラシー
2 読解力(読解リテラシー)
3 数学的リテラシー
・付録 科学的リテラシー問題例