執拗な再主張や蒸し返し、特別扱い要求、
長時間の居座りや電話、大声・暴言、土下座要求―
「こんなとき、どうすればいい?」
☑ 困難な対応を終わらせる「5つの基準」
☑ こんな場合はこう答える「17場面・170例」
☑ 組織内共有と法的対応がカギ「10の通知文書・記録様式例」
公務員が直面するカスタマーハラスメント。その現場対応・組織対応の具体的手立てがわかる!
◆自治体内弁護士として現場の課題を熟知している著者が、相談対応や法的処理、職員研修の経験・知見をもとに全編書き下ろし。
◆困難な対話の終わらせ方、記録の仕方、組織内共有の方法など具体的な対策のほか、現場対応フレーズ集(こんなときはこう言う)や警告書などの文例も豊富に収録。
◆「1テーマ2ページ」の読みやすい構成。細分化されたテーマにより、辞書的に使っていただけます。
◆立場や状況に応じて必要な箇所から読むことで➡ トラブルに即対応できます。
最初から順に読むことで➡ 現場での応対から法的手続まで一連の流れとして理解できます。
◆いざというときの現場対応だけではなく、根本の全庁的な体制づくりが重要。本書は、体制づくりに役立つ、いわば“庁内マニュアル作成・見直し・運用のための部品箱”。庁内マニュアルの作成・見直し・運用にあたり、それぞれの組織の状況に応じて、本書内容の必要な部分を参考にしていただけます。
目次
CHAPTER1 困ったやり取りの見分け方
1 自治体では申出機会を残し、対応方法を整える
2 困った接触は、支障の現れ方で対策を考える ほか
Column フォーラムショッピング―複数部署への持込み
CHAPTER2 強い言葉に対する応対技術
1 人物ではなく、言動と支障を見る
2 受け止めることと同意することを分ける ほか
Column 怒鳴られたときこそ前線の判断を孤立させない
CHAPTER3 応じられない要求を断る
1 聞くことと約束することを分ける
2 金銭はその場で支払いを約束しない ほか
Column 相手のペースに乗らず、進め方を整える
CHAPTER4 その場の対応を区切る:対応を終える5つの基準
1 その場の対応を続けるか終えるかを判断する
2 安全確保終了―危険や強い圧迫があるとき ほか
Column 終了を形にする
CHAPTER5 連絡方法ごとの対応方法
1 どの方法の連絡も相手・案件・対応方法を確認する
2 電話対応を終えた後、同じ応対に戻さない ほか
Column 連絡方法を増やされても対応の主導権は手放さない
CHAPTER6 次回からの対応方法を決める
1 次回からの対応方法は組織として決める
2 対応方法を変える主な方法 ほか
Column 決めた対応方法は、受付動線と面談場所で支える
CHAPTER7 書面で伝える
1 文書の4つの役割を意識する
2 要求拒否―応じられない要求への回答を示す ほか
Column 相手を納得させる文書から職場をそろえる文書へ
CHAPTER8 記録し、職場で共有する
1 対策用の記録を始める場面を決めておく
2 記録に残す項目をそろえる ほか
Column 匿名・連絡先不明でも、記録する意味は残る
CHAPTER9 危険継続の際の相談と法的手続
1 庁内措置で足りないとき、外部手段を選ぶ
2 仮処分で、今続いている接触を止める
3 仮処分では、禁止範囲と残す申出機会を決める ほか
Column 警察相談は、安全確保のために「早く」つなぐ
CHAPTER10 現場で迷う場面Q&A
1 庁舎では接触方法を指定できるか
2 公の施設利用を制限できるか
3 意見・提案・通報にどう答えるか ほか
付録A 現場対応フレーズ集:17場面・170例
付録B 通知文書・記録様式:10の文書・様式
著者紹介
瀬戸康宏(せと・やすひろ)
弁護士(第二東京弁護士会)/八王子市総合政策部法務担当課長。2018年弁護士登録。弁護士として再開発など都市計画に関連する法務のほか、企業法務、破産管財、成年後見等の実務に携わった後、2023年4月から八王子市の特定任期付職員として現職。庁内各課の法律相談、例規審査、争訟、契約、情報公開、困難な住民対応など自治体法務全般に携わる。共著に『フリーランスハンドブック』(労働開発研究会、2021年)。

















